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竹小豆

竹小豆(ツルアズキ)は、マメ科ササゲ属(Vigna)の作物で、以前はインゲンマメ属(Phaseolus)に分類されてたことがありました。正式名称は、「ツルアズキ」ですが、流通業者間では「タケアズキ」(又は「タケショウズ」)という通称で呼ばれることが多く、さらに種皮色が赤色のものは「赤竹小豆」、緑褐色のものは「青竹小豆」、種々の色の種子が混じるものは「雑竹小豆」として区別されています。

原産地は、ベトナム、ラオス、タイ、ミャンマー等のインドシナ諸国とこれと隣接する中国南部、インド周辺と考えられています。日本では、かつては南西日本において栽培がみられ、「カニノメ」(長崎県、山口県)、「メナガ」(長崎県対馬)、「バカアズキ」(鹿児島県)、「カゲアズキ」(鳥取県)等と呼ばれていました。しかし、近年では商業的生産は行われておらず、タイやミャンマーからの輸入で需要を満たしています。

「ツルアズキ」という名前の由来は、文字通り草が蔓になる小豆に似た豆ということでしょう。通称の「タケアズキ」は、英語による通称bamboo beanに由来したものと考えられ、生育初期の双葉の形が小豆はハート型なのに対し、ツルアズキは竹や笹の葉に似た細長い披針形である為、竹に似た葉を持つ小豆に似た豆ということだと思われます。

用途は、英語でライスビーンと呼ばれることからも分かるように、東南アジアでは、米の代替として、あるいは、米と共に炊いて食べることが多いようです。日本では、主に廉価な餡を製造する際の副原料として利用されてきましたが、近年小豆の代替品としての存在意義が薄れてきたことから、輸入量は減少傾向にあります。

公益財団法人 日本豆類協会 発行の「新 豆類百科」 より抜粋

  • 豆の種類
    ささげ
  • 豆の用途
    廉価な餡を製造する際の副原料
  • 豆の特徴
    赤系
  • 豆の生産
    輸入

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