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緑豆

緑豆は、かつてはインゲンマメ属(Phaseolus)に分類されてあずきと同じ種の中の1変種と考えられていた時代があり、さらにインゲンマメ属とは別属としてあずきと共にアズキ属(Azukia)に分類されたこともありましたが、その後ササゲ属(Vigna)に分類され、これが定着しています。

発祥地はインドで、古い時代に中国、東南アジアなどに伝わったと考えられています。日本では、江戸時代初期(1612年)に儒教者の林羅山が著した「多識篇」に「フムトウ」、「ヤヘナリ」として緑豆の別名が記載されていることから、17世紀始めまでには既に栽培が行なわれていたと見られ、その伝播経由は、中国経由と考えられています。

「緑豆」という名前は、文字通り種子の色が緑色であることに由来しています。一方、別名の内、「ヤエナリ」(八重生)は1株にたくさんの莢が着く為、あるいは1年に何回も収穫出来る為とされ、また「ブンドウ」(分豆)はインドにおいて緑豆の種子を金や真珠等の重さを量る際に分銅として利用されていた為と言われています。

生産はインド、中国、東南アジア、アフリカ等で行なわれています。日本では、かつては関東以西で一定の栽培がありましたが、昭和50年代にほとんど姿を消し、現在、国内で流通している緑豆はほぼ全量が中国、ミヤンマー等から輸入されたものです。

緑豆の用途を見ると、インド、東南アジア、アフリカ等では粒のまま、あるいは皮むき・半割りや粉に加工して煮込み料理やスープ等に利用されています。また、中国では春雨や餡の原料としても利用されています。一方、日本では、大部分がもやし用の原料として利用されています。

公益財団法人 日本豆類協会 発行の「新 豆類百科」 より抜粋

  • 豆の種類
    緑豆
  • 豆の用途
    スープもやし
  • 豆の特徴
  • 豆の生産
    輸入

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